宮商定時制計算部
基本情報技術者試験(平成29年度秋季)覚え書き
こちらは顧問が書いています。
2017年10月15日日曜日、「基本情報技術者試験(FE)平成29年度秋季」を受けてきました。
今後、この試験を受験する人の参考になるかもしれないので、まだ記憶が新しいうちに覚え書きを記しておきます。
【問題用紙・答案用紙】
- 問題冊子はB5版です。A4かと思っていたので小ささに驚きました。
- 答案用紙の方は提出してしまったのではっきりしたことは言えませんが、そんなに大きな紙ではありませんでした。
- マークシートのマークは、かなり小さな横長楕円です。問題冊子の表紙に載っている記入例の楕円よりも小さく、赤で印刷されていることもあって、老眼の方ですと中の文字が見えにくいかもしれません(私も危なかった)。塗る面積が小さいですから、筆記具は普通の0.5mmシャープペンシルで十分でしょう。マークシート用の1.3mmシャープペンシルをわざわざ買わなくてもよいと思いました。
【午前試験】
- 午前試験開始は9:30ですが、集合着席は9:10までです。
- 説明は9:15から始まりました。問題冊子の表紙に書いてあるようなことを注意されるだけです。
- 問題冊子と答案用紙が監督者によって一人一人配付され、配付完了となったところでほぼ9:30に近づいていました。
- 答案用紙には受験番号と生年月日のみ記入します。どちらも上に数字を書き、そのすぐ下のマーク欄の該当の数字をマークします。ただし、試験開始前には一切何も記入させてもらえません。試験が始まってから、試験時間内に記入することになります。
- 午前試験の答案用紙は、問題の通し番号と、その右にマークが各問4つずつ並ぶ、非常に機械的な体裁のものでした。目移りしてマークミスを犯しやすそうで、注意が必要だと思いました。
- 退出は10:30~11:50です。開始が9:30、終了が12:00なので、最初の60分間と最後の10分間は退出できないことになります。
- 受験票は、午前試験中に監督者が集めて回ります。写真が貼ってある方だけを、その場で切り離して回収していました。当然ですが、午前試験免除の人は午後試験の間に集められていました。
- 午前の試験は退出者がけっこういましたが、最後まで残っている人もかなりいました。
- 午前試験終了時は、答案用紙がすべて回収され昼休みが宣言されるまでは席を立てません。
【休憩時間】
- 昼休みは12:00から13:00までですが、上記のように午前試験の答案用紙を回収し終わらないと休み時間に入れず、また午後試験の集合着席が12:40ですので、実質30分くらいしかありません。午前試験で途中退出しなかった人には、外に昼食を買いに行ったり食べに行ったりする時間はなく、弁当にしてもあまりゆっくり食べている暇はないのです。弁当は、おにぎりやサンドイッチなど手軽なもの、またはカロリーメイトなどの栄養食品が無難でしょう。10:30にすぐ退出した人ならゆっくり食べられたかもしれません。……私はカロリーメイトと栄養ドリンクだけで済ませました。
【午後試験】
- 午後試験も午前と同じ要領です。
- 午前中、試験会場にはずいぶん空席がありましたが、午後になったらそこがほとんど埋まっていたので、それらは午前試験免除者の席だったのだと気付きました。
- 午後の答案用紙は、左上に選択した問題の番号をマークする選択欄があります。必須問題の問1と問8は最初から塗られています。解答欄は、例えば問1の設問1のaなら「問1」「設問1」「a」とちゃんと左端に入っています。通し番号ではありません。ただ、マークの数はすべて同じだったと思います(全問「コ」くらいまであったような)。午前の答案用紙に比べると変化のある紙面になっているので、マーク位置を間違える危険性は午前よりは低いと思いました。
- 午後試験は時間が足りない人が多いと思うのですが、60分でとっとと出て行く人もいました。そんな短時間で解き終えたのか、それとも早々に諦めたのか、はたまた問題冊子を入手したいだけの業者さんなのか……。その後も、午前中ほど多くはありませんが、途中退出する受験生がそれなりにいました。
【試験会場のこと】
- 試験会場は獨協大学、私の教室は先生がマイクで話すような大講義室でした。壁に時計がありましたが、前ではなく横の壁にあったので、座る位置によっては見えません。また、目が悪い人も、席が壁から離れてしまうと見えないでしょう。
- その大きな教室は、一日中雨だったこともあって、私にはやや寒いと感じられました。そんなこともあろうかとパーカーを鞄に入れておいたので、午前も午後もそれを膝掛けに使いました(一緒に受験したA君は別の会場でしたが、彼は逆に「暑かった」と言っていました)。
- 座席は、教室のだだっ広さに反してあまりゆったりとは座れませんでした。大学の座席と机ってこんなに狭かったっけ?と思ったくらい。三人掛けの長机で、中央は空席になっていたので隣の受験生とは距離があったのですが、前後の受験生とはかなり距離が近くて、これでは臭いを発してしまう人(どうにもならない体臭があるとか薬を塗っているとか)や音を立ててしまう人(風邪を引いてるとか花粉症とか)はそうとう気を遣うだろうな、と思いました。……前後の狭さときたら、椅子を引くこともままならないくらいなのです。広い教室なのに、何であんなに詰め込むのでしょうかね。獨協大学に限らず、日本の学校はどこもそういう傾向があるような気がしますが、児童・生徒・学生(ついでに教員も)にはもっとゆったり生活させてやらないと、ストレスもたまるでしょうし、せせこましい人間ができあがってしまうような気がします。まあ戦後すぐの60人学級に比べれば、現代ははるかにマシなのでしょうけれど……。